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  1. 大和郡山市議会 2013-03-04
    03月04日-01号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成25年  3月 定例会(第1回)       ◯平成25年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第1号)    ───────────────────────────────────          平成25年3月4日 (月曜日) 午前10時2分 開会    ───────────────────────────────────諸  報  告    1. 10・11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果について    2. 大和郡山土地開発公社に関する報告について    3. 財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について議 事 日 程 日程第1  会議録署名議員の指名について 日程第2  会期の決定について 日程第3  議会改革特別委員会中間報告について 日程第4  同意案第1号 人権擁護委員の推薦について       (日程第4 同意案第1号は即決) 日程第5  議案第1号 市道路線の認定について 日程第6  議案第2号 平成24年度大和郡山一般会計補正予算(第6号)について 日程第7  議案第3号 平成24年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第             2号)について 日程第8  議案第4号 平成24年度大和郡山介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)             について 日程第9  議案第5号 平成24年度大和郡山下水道事業会計補正予算(第1号)について 日程第10  平成25年度大和郡山施政方針について 日程第11  平成25年度大和郡山教育行政方針について 日程第12  議案第6号 大和郡山新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について 日程第13  議案第7号 大和郡山市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条             例及び大和郡山消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 日程第14  議案第8号 大和郡山市の非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例             及び大和郡山教育委員会委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一             部改正について 日程第15  議案第9号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について 日程第16  議案第10号 大和郡山小児医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第17  議案第11号 大和郡山市障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の一             部改正について 日程第18  議案第12号 大和郡山小規模改良住宅条例の一部改正について 日程第19  議案第13号 大和郡山道路占用料に関する条例の一部改正について 日程第20  議案第14号 大和郡山水道事業給水条例の一部改正について 日程第21  議案第15号 第三セクター等改革推進債の起債に係る許可の申請について 日程第22  議案第16号 平成25年度大和郡山一般会計予算について 日程第23  議案第17号 平成25年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算について 日程第24  議案第18号 平成25年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 日程第25  議案第19号 平成25年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算について 日程第26  議案第20号 平成25年度大和郡山介護保険事業特別会計予算について 日程第27  議案第21号 平成25年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算について 日程第28  議案第22号 平成25年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算について 日程第29  議案第23号 平成25年度大和郡山公共用地先行取得事業特別会計予算について 日程第30  議案第24号 平成25年度大和郡山水道事業会計予算について 日程第31  議案第25号 平成25年度大和郡山下水道事業会計予算について 日程第32  議案第26号 財産の処分について 日程第33  議案第27号 平成24年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について       (日程第5から日程第9及び日程第12から日程第33までは提案理由説明のみ)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(24名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 川 健 次 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  松 田 みつる 君                          5番  上 田 健 二 君                          6番  福 田 浩 実 君                          7番  村 田 俊太郎 君                          8番  丸 谷 利 一 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  金 銅 成 悟 君                          11番  堀 川  力  君                          12番  尾 口 五 三 君                          13番  高 橋 朋 美 君                          14番  出 口 真 一 君                          15番  田 村  俊  君                          16番  池 田 篤 美 君                          17番  北 門 勇 気 君                          18番  西 川 貴 雄 君                          19番  仲   元 男 君                          20番  乾   充 徳 君                          21番  遊 田 直 秋 君                          22番  辻 本 八 郎 君                          23番  大 垣 良 夫 君                          24番  田 村 雅 勇 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                       副 市 長  吉 村 安 伸 君                       教 育 長  赤 井 繁 夫 君                        総務部長  森   康 好 君                      市民生活部長  猪 岡 寛 行 君                   福祉健康づくり部長  山 田 弥壽次 君                      産業振興部長  水 本 裕 丈 君                      都市建設部長  吉 田 昌 義 君                      上下水道部長  角 田 克 之 君                       消 防 長  仲 西 龍 人 君                        教育部長  西 尾 卓 哉 君                        財政課長  八 木 謙 治 君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  北 森 正 一                       事務局次長  熊 木 俊 行                   議事係長調査係長  森   佳 輝    ───────────────────────────────────               午前10時2分 開会 ○議長(仲元男君) ただいまから平成25年第1回大和郡山市議会定例会を開会いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 市長より招集のあいさつがございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) おはようございます。本日ここに平成25年第1回大和郡山市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、年度末、何かと御多忙のところ御出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 今定例市議会に提案申し上げました議案等につきましては、既にお手元にお配りいたしておりますとおり、同意案1件、条例の一部改正議案等11件、平成24年度一般会計等補正予算案4件及び平成25年度一般会計特別会計並びに公営企業会計予算案10件並びに追加議案2件でございます。 何とぞ慎重に御審議をいただきまして、それぞれの議案につきまして御議決を賜りますようお願いを申し上げまして、平成25年第1回大和郡山市議会定例会の招集のあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 次に、議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 20番 乾議会運営委員会委員長。         (乾 充徳君登壇) ◆議会運営委員会委員長(乾充徳君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 今期定例会は、本日から3月21日までの18日間といたします。 本日は、まず諸報告3件があります。次に、日程に入り、日程第1で会議録署名議員の指名を、日程第2で会期の決定を行います。続いて、日程第3で、閉会中に開かれました議会改革特別委員会中間報告を行います。次に、日程第4 同意案第1号については即決でお願いいたします。続いて、日程第5 議案第1号から日程第9 議案第5号までの5議案の提案理由の説明を求めます。日程第10で平成25年度大和郡山施政方針について、日程第11で平成25年度大和郡山教育行政方針についての説明を受けます。次に、日程第12 議案第6号から本日提出された日程第33 議案第27号までの22議案の提案理由の説明を求めます。 5日は、議案熟読のため、休会いたします。 6日に再開し、日程第1で施政方針及び教育行政方針に対する質疑を行います。日程第2で議案第1号から議案第15号、議案第26号及び議案第27号までの15議案に対する質疑の後、各委員会に付託をいたします。日程第3で議案第16号から議案第25号までの10議案に対する質疑の後、予算特別委員会を設置し、同委員会へ付託をいたします。 3月7日から15日までは、本会議を休会し、各常任委員会及び特別委員会を開会いたします。 18日と19日は、一般質問を行います。 21日の最終日は、日程第1で議案第1号から議案第27号までの27議案に対する各委員長報告について、質疑、討論、表決を行います。 本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集日表議案付託表につきましては、お手元に配付されているとおりでございます。議員各位におかれましては、よろしく御協力のほどお願い申し上げまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) ただいまの出席議員数は24名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 諸報告に入ります。 10・11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果については、既に皆様のお手元に御配付申し上げております。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 次に、大和郡山土地開発公社に関する報告について、質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。 5番 上田健二君。         (上田健二君登壇) ◆5番(上田健二君) おはようございます。 諸報告2 大和郡山土地開発公社に関する報告についてお聞きします。 今回の報告は、今年度末、土地開発公社の解散に伴って、新たな土地取得や売却の計画がもうないということで、今後、10月ごろに、最大で53億円の三セク債、市が新たに借金をして公社の塩漬け土地を買い取るということだと思います。しかし、公社が解散したからといって、塩漬け土地が私たちの目の前から消えるわけではありません。これまでも、市は、二段階一般競争入札などで民間売却などに取り組んでおられますが、本当にどうしようもない、売れ残ってしまった土地はどうするのかという問題が残ります。いま一度、塩漬け土地の処分について見詰め直さなければなりません。 例えば、地域主権改革によって国や県の権限が市に移譲され、地域でさまざまな課題が浮かび上がっています。東京都ではあちこちの墓地の建設計画が持ち上がり、地元住民との摩擦が起きている事例が相次いでいます。また、千葉県松戸市では、墓地開発をめぐり、暴力団にお金が流れていたという疑いで建設会社社長が逮捕されています。当市も、これから土地の価値が上がるということは考えにくい中、この土地の処分をどうするのかということが課題になってきます。 例えば、有識者も入れた政策チームを組むとか、公社以外でも市が持っている土地があれば、それを議会に明らかにして検討していくということも必要だと思います。その件で市はどのように考えているのかお答えください。また、現在の債務残高と1日当たりの金利についてもお答えください。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(仲元男君) 森総務部長。         (森 康好君登壇) ◎総務部長(森康好君) 5番上田議員土地開発公社に関する御質問でございます。 まず、土地開発公社の解散に向けた今後のスケジュール及び三セク債発行に伴う返済計画について御説明をさせていただきたいと思います。 昨年の9月議会におきまして土地開発公社の解散の議案を提出させていただきましたところ、市議会におきまして議決をいただいたところでございます。次の段階といたしましては、今議会におきまして、第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についての議案を提案させていただいております。同議案につきましては、議決をいただきましたら、平成25年度に入り、奈良県に対しいわゆる三セク債発行許可申請を行う予定でございます。そして、9月末ごろに発行許可が得られ、10月初旬に三セク債を発行し、公社の金融機関に対する債務を解消する予定でございます。 その後でございます。奈良県に公社解散認可申請をし、解散の認可を得る予定でございます。認可後は、清算へと移行し、平成25年度末を目途に清算を結了する予定でございます。また、市が公社にかわり金融機関に代位弁済をすることにより、市は公社に対し債権を得ることとなります。そのため、公社の債務が残ることから、公社の債務を清算する必要があり、市はこの債権を放棄することとなることから、債権放棄に関する議案を提案させていただく予定でございます。同議案に関しましては、奈良県と調整の上、当初、平成25年9月議会に提案ということで予定をいたしておりましたが、その後、県よりの指導によりまして、12月議会に提案させていただく予定をいたしておるところでございます。 次に、三セク債発行に伴います返済計画でございます。当初、発行予定は約53億でございましたが、経営健全化をさらに進めましたところ、約49億 5,000万円の発行で今、推移しているところでございます。これに伴いまして、平成26年度から平成35年度までの10年間において毎年元金4億 9,500万円及びこれに係る利息を支払っていく計画でございます。 次に、保有地の利用、処分計画についてでございます。土地開発公社が解散することにより、公社保有地が市有地になるわけでございますが、公社保有地とあわせ、遊休地となっている市有地につきましても、今後の利用、処分方法について進めていく上において各課と緊密な連携を図り、有効な資産運用が図れるよう検討してまいりたいと考えております。また、利用、処分の手法につきましては、インターネットの公有財産売却システムを利用した一般競争入札を基本とし、その土地の立地条件等周辺住民との調整を十分行い、現在千日町の売却におきまして実施しております二段階一般競争入札の活用や、工夫を凝らした手法により進めてまいりたいと考えておるところでございます。 最後に、1日当たりの利息支払い額についてでございます。平成23年度に土地開発公社が支払いました借入金に係る利息の払い額は約1億 3,727万 5,000円で、1日当たりにいたしますと約38万円でございました。平成24年度における利息支払い額は約 9,200万円になる見込みでございます。1日当たりにいたしますと、約25万円でございます。 以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(仲元男君) 以上で通告による質疑を終わります。 ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) ないようでありますので、本件につきましてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 次に、財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について、御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) ないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第81条の規定により、議長より指名いたします。              9番 吉川幸喜君              15番 田村 俊君 以上2議員の方にお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月21日までの18日間といたしたいと思います。御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(仲元男君) 御異議なしと認めます。 よって会期は18日間と決定いたしました。 なお、本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集の内容につきましては、皆さんのお手元に配付いたしておりますから、御清覧おき願います。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第3 閉会中に開会されました議会改革特別委員会中間報告を求めます。 9番 吉川議会改革特別委員長。         (吉川幸喜君登壇) ◆議会改革特別委員長吉川幸喜君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから議会改革特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る2月27日午後1時半から開会いたしました。第1項目め、議会の使命、議員の職責、議員の政治活動を議題とし審査いたしました。 まず初めに、当委員会で丸谷委員堀川委員に対し、暴力団かと人権を著しく傷つける発言をした件で、委員会は謝罪を求めると決定したが、丸谷委員は謝罪しないため、10項目の議題が進まず、委員会審査を少しでも早く進めるため、2月15日午前11時に正副委員長で再度丸谷委員と面談し謝罪を求めましたが、今回も謝罪しないとの回答であったことを報告しました。 そこで、第1項目めの議会の使命、議員の職責は謝罪の件にかかわるので、先に議員の政治活動を議題とすることにしました。 まず、マイクの使用時間について、各委員から意見を聞きました。駅周辺、病院付近教育施設付近では近隣住民等の妨げになるのは常識であり、議員としてのモラルに基づいた判断に委ねるべきであるとの意見や、最低限のモラルとルールを守りながら街頭演説をすべきであるとの意見があり、委員会としては、マイクの使用時間については強制はしないが、時間、音量は常識の範囲内で行うこととすると決定いたしました。 続いて、宣伝カーの使用について、各委員の意見を聞きました。常識やモラルより前に道路交通法という法令を遵守し、歩道上に乗り上げない、看板等で、歩道を歩く身体障害者の迷惑になることのないよう政治活動を行うべきであるとの意見のほか、過去に歩道にとめたことを議運で指摘もされ、配慮しながら活動するのは当然であるが、街宣車での活動も議員にとって重要な活動であるとの意見がありました。委員会として、政治活動用自動車道路交通法を遵守し、歩道に乗り上げることなく、立て札・看板等も車両、歩行者の通行に妨げにならないよう設置することと決しました。 次に、広報のあり方について、各委員の意見を聞きました。必要に応じて論議の内容を載せても、可決されれば第一義的には議決を正しく市民に伝えることが大事であるとの意見や、1票差で補正予算を可決した参議院でも多数の横暴とは言わないので、公平に報道すべきだとの意見がありました。また、議案に反対したとしても、広報紙では議会で議決されたことを正確に伝えなければならず、可決が間違いと書くのは議会の根本を覆すものである。部分的に反対であっても、賛成した予算なら、議員は市民に正確に伝えるべきで、市長の施策を批判するなら、賛成議員は責任を負うべきであるとの意見がありました。一方、個人の政治的な考え方に対して、謝罪と多数決で決めてはならないと考えており、それを広報紙に載せるのは当たり前であるとの意見や、議員個人が発行する広報紙では、議会で決まったことをその人の表現で書いたり、決まったことに対する意見を書くことはだれも否定できず、常識ある書き方や論じ方はあるが、委員会で個人に圧力をかけるべきではないとの意見がありました。 委員会として、広報のあり方については、議会の決定を正しく伝え個人の名誉を傷つけないことと決定することについて採決し、賛成多数で決定することに決しました。 次に、議会の使命の議題に入り、この件にかかわる丸谷委員の謝罪がなくては前に進めないため、謝罪するかどうか再度確認しましたが、謝罪しないとのことでした。法令や決まりを守らない丸谷委員に妨害され、議論が前に進まず何も決められない状況が続く限り、委員会は今後開催しないと決定することについて、委員から意見を聞きました。委員会決定に従って謝罪すれば次へ進むのに謝罪しないから前に進めないと判断するのは当然であるとの意見や、委員長の提案に全員賛成で決めた10項目の1つ目の議論の中で謝罪を求めているのであり、モラルを逸脱する人がいるからこんな基本的なことも委員会で決めなければならない情けない議会になっているが、決まったことを守らない以上、委員会を進められないというのは委員長として苦渋の決断であるとの意見のほか、そもそも名誉を著しく傷つける発言自体、懲罰物である上に、委員会で謝罪と決定したことにも従わないのも懲罰物であり、そんな委員がいる委員会は話し合いの場にならないとの意見もあった一方で、決めてはならないことを決めているからその決定には従わないとの意見もありました。 このままの状態が続く限り、委員会は今後開催しないと決定することについて採決し、賛成多数で、現在のような状況が続くなら委員会は開催しないことに決しました。 以上が議会改革特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いしまして、報告を終わります。 ○議長(仲元男君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。御質疑ありませんか。 1番 東川勇夫君。         (東川勇夫君登壇) ◆1番(東川勇夫君) おはようございます。吉川委員長のただいまの報告に対して確認をしたい点もありますので、質問させていただきます。 議会改革特別委員会は議会で承認され、11名の委員で、議会改革のため市民の代表として頑張っていただいております。10の項目を議題にされ、全会一致にこれを上げられたわけでございます。 1番目の項目には、議会の使命、議員の職責、議員の政治活動を上げられたわけで、改革とは、すぐれたものに改めたり、新しいものに改めるということであります。言いたい放題、やりたい放題、書きたい放題、決まったことを守らない議員が複数いる以上、議員として常識であることでも議題に上げて議論し、すぐれたものにしなくてはいけないのであります。 議員として常識のことを議題として上げなくてはいけないほど、議員のモラルが低下しているんですよ。恥ずかしく情けない話でございますが、それが郡山議会の現状なんですよ。議員の基本を改革しなくて、議員の定数問題や報酬問題、議会だよりの配布などは枝葉の部分であります。定数問題についてはまだ2年あるから、余裕あるからしっかりと議論をする時間もあると思います。報酬についても、高いと思う人は、議員は寄附はできないから寄託されて、議員やめたときに、福祉なと市へでもどこでも結構ですから寄附されたらいいわけで、全額をもらいながら、報酬減、報酬減と言葉遊びで市民にパフォーマンスをするようなことはやめていただきたいと思うくらいです。 法定数30名のときも、郡山市議会は24名、減にしました。政務調査費も、法律で議員はもらえるように決まっております。しかし、当初から1円の金額も郡山市議会はもらっておりません。このように、郡山市議会はよその議会に負けないほどのスピードで改革はやってきております。これは、私も、他市の議会に負けないほど改革しているというような誇りも持っております。郡山議会の一番改革しなくてはいけないのは、議員の基本の改革であると思っております。 そこで、ただいまの委員長報告にお聞きしたいのは、決めてはならないことを決めているからその決定に従わないとの意見があったと報告されておられます。委員会で決めてはいけないことを、どんなことを決めて従わさそうとされておるのか。もし、決めてはいけないことを決めておられたら、これは議会として大きな問題なんですよ。もし、決めてはならないことなど決めてないとおっしゃるなら、だれがそのような発言しているのか、その点を委員長からお聞かせいただきたいと思います。 もう1点、議員の政治活動の広報紙について、議会の決定を正しく伝え個人の名誉を傷つけないことについて採決の結果、賛成多数で決定したと報告があります。こんな当然なことを反対される方がおられるのか、賛成多数で決めたということは反対された方があるからと思います。全会一致であれば賛成多数とかという報告にならないわけでございます。こんな常識なことを反対されるということは、議会の決定を正しく報告しなくていい、個人の名誉を傷つけていいということになるわけでございます。人間として常識を欠いた委員の反対ですので、これも、だれが反対されたのか、正しく、委員長、聞かせていただきたいと思います。 以上で終わります。(8番丸谷議員「議長、これは個人攻撃の場か」と呼ぶ) ○議長(仲元男君) 静かにしなさい。(8番丸谷議員「きちっとね……」と呼ぶ)丸谷議員、静かにしてください。(8番丸谷議員「委員会の……」と呼ぶ)今しゃべる場と違います。(8番丸谷議員「一方的な攻撃やめときいや。議長としてそんな発言許さへん」と呼ぶ)今質問してるんやから。(8番丸谷議員「後で話さしてや」と呼ぶ)静かにしてください。(傍聴席より何事か呼ぶ者あり) 9番 吉川幸喜君。 傍聴の方に申し上げます。静粛に願います。1回目です。         (吉川幸喜君登壇) ◆議会改革特別委員長吉川幸喜君) 1番東川議員の質問にお答えしたいと思います。 ただいま東川議員が述べられたように、10議題を上げて、1番目に議員の政治活動について議論させていただきました。議会の使命と議員の職責は、丸谷議員が謝罪されないため議論ができずストップして、委員会を閉じました。 1つ目の質問では、委員会で決めてはいけない、何を決めて従わそうとしているのかという質問でしたが、委員会で決めてはいけないことは何も決めておりません。そして、そのような発言は丸谷委員1人の発言であります。また、2つ目の質問の、議会の決定を正しく伝え個人の名誉を傷つけないことの決定に反対されたのは丸谷委員1人です。 以上です。 ○議長(仲元男君) 1番 東川勇夫君。         (東川勇夫君登壇) ◆1番(東川勇夫君) ただいま委員長から答弁をいただきました。決定してはいけないことを決定したから従わないと言ったのは、皆さんやっぱりこれ、丸谷議員だそうです。議会は議決権をもって、法にのっとった議題を決議するところであり、決めてはいけないことを決めるところではないのであります。暴力団でもない議員に暴力団かと問いただした発言は、同僚議員の名誉を著しく傷つけた発言で、丸谷議員は何の権限で同僚議員に暴力団かと問いただしたのか。暴力団は反社会的組織で、これほど著しく名誉を傷つける発言はほかにないでしょう。 地方自治法で、名誉を傷つける発言は懲罰に科せるとあります。仲議長は、長時間かけて、懲罰をかけるとなれば七、八時間議会を空転させなくてはいけない、長時間かけて議会を混乱させての懲罰はできるだけやめて謝罪で済ませてほしい、こういった暴力団発言にしても、ちょっと言い過ぎたごめん、これで済む話ですわね、それを謝罪しないということで、謝罪で済む話なんだから懲罰をかけずにいってほしいという願いもあるんでしょう。もちろん、委員長も各委員もそういうことですから、委員会で謝罪するように決定されましたが従っておられないと。 この謝罪を求める決議がなぜ決定してはいけないことになるんですか。当然の決定事項だと私は思っております。このように丸谷委員に委員会も議会も振り回されて本当に残念であります。情けないなと。先ほど傍聴のほうからも含みの笑う声が聞こえてきましたが、情けなく感じておられると思います。 もう1点の、議員の政治活動の中の広報紙の内容の件も、議会の決定を正しく伝え個人の名誉を傷つけないことと決定する、この決定も反対されたのが丸谷委員と。今、委員長から名前を聞いて本当に情けなく思っております。ということは、正しく伝えなくてもよい、個人の名誉を傷つけてもよいということになるんですか。こんな当たり前のことを反対されておる方のもう本当に今、理解に苦しんでおるわけですが、丸谷委員のように決定したことも守らない委員がいては、委員長が委員会を開会しないと言われる気持ちもよくわかります。委員会の全会一致で10の議題を決定され、地方自治法や委員会条例など、ほとんどわかっていない委員に振り回された委員会を、そして妨害もされ、改革が進まないのは、本当に残念であります。 一応、委員会のスタートは、10の議題を全会一致で上げられて、我々も一日も早く改革が進むのを期待していたわけでございますが、何回も委員長報告を受けて、本当に、今回の委員長報告ですかこれ、1項目めのこの議員の政治活動についてを決定していかれたというの、やっと少しだけ進んだ感じではございますわね。そこで、後は議長団と常識ある議員とで、地方自治法にのっとって懲罰をかけていくのか、議会改革が進まない理由は丸谷委員による委員会妨害であり、この真実を市民に伝えるための議会報告を制作していくのか考えていかなくてはならないと思っております。 委員長にお聞きします。丸谷議員が反省され謝罪された場合、委員会を開催する気持ちはあるのか、再度お聞かせいただきたいと思います。 以上でございます。(傍聴席より何事か発言する者あり)(「退場や」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) もううるさいですよ。(「出したらよろしいよ。出したらよろしいやん、議長」と呼ぶ者あり)(傍聴席より発言する者あり)今、おたくらしゃべるところと違うんですよ、ここは。(傍聴席より発言する者あり)静かにしてください。もう2回目ですよ、あなた。(傍聴席より何事か呼ぶ者あり)次やったら退場を命じます。覚えてくださいよ。 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆議会改革特別委員長吉川幸喜君) 東川議員の2回目の質問であります。丸谷委員が反省され謝罪をされるのであれば、委員会は開催するのかという質問でありました。 私を初め、どの委員も改革を早く進めたいというふうに思っております。そのため、委員会が進まないのは大変残念な思いであります。今後、丸谷委員が反省され謝罪されるのであれば、開催するつもりであります。 以上です。 ○議長(仲元男君) ほかにございませんか。 13番 高橋朋美君。         (高橋朋美君登壇) ◆13番(高橋朋美君) おはようございます。ただいまの委員長報告に対して質問をさせていただきます。 先日の議会改革特別委員会の中で、挙手にて意見を唱えようとしていた議員がいてるにもかかわらず発言をさせなかった、このような事実があったのか、お聞かせください。 以上です。 ○議長(仲元男君) 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆議会改革特別委員長吉川幸喜君) 13番高橋委員の質問にお答えしたいと思います。 私自身、挙手には気づいておりませんでした。 以上です。(「うそ、挙げたけど、当てへんかったやんか」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) うるさいな。(「うるさいちゃうやん。それは事実無根のことを言うてるから。知らんかったらどうか……」と呼ぶ者あり)質疑に答えてはるんから横からやかましく言わんでよろしいやろう。(「いや、事実無根のことを言うてるから言うてるねん」と呼ぶ者あり) 13番 高橋朋美君。         (高橋朋美君登壇) ◆13番(高橋朋美君) 今、委員長が、挙手に気づかなかったと、このような答弁でありましたが、以前にもこのようなことがあって、我々は申し入れをさせていただいたことがあると思います。今後、委員長には、委員会を閉会する際には、ほかに発言者がいないか委員1人ずつ確認するようなつもりで、懇切丁寧な対応を求めておきます。 以上です。 ○議長(仲元男君) 24番 田村雅勇君。         (田村雅勇君登壇) ◆24番(田村雅勇君) 委員長報告にお尋ねします。 委員長、よく聞いてくださいね。当日、委員会、丸谷発言が問題になって、丸谷議員の新聞記事が問題になったということであれば、当事者の委員は除斥させなけりゃならんかったんじゃないんですか。そこをひとつお伺いしたいと思います。 ○議長(仲元男君) 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆議会改革特別委員長吉川幸喜君) 24番田村議員の質問にお答えしたいと思います。 丸谷委員個人のことではなく、委員全員のことで審議させていただきました。 以上です。 ○議長(仲元男君) 24番 田村雅勇君。         (田村雅勇君登壇) ◆24番(田村雅勇君) ただいまの委員長の答弁、まことにそのとおりでして、非常に安心しました。 しからば、1番の質問は何でした。まるで、丸谷、丸谷、丸谷と連呼しての質問ですわ。委員長報告、どない聞いてたんですかね。非常に疑問に思うんですけど、これは質問したところで答えられないわけですが。しかし、それに対して委員長は答えたわけ。今後、そういう質問に対しては、委員会に質疑なかったということで、やっぱりとどめておかなきゃならんだろうなと、このように思います。答弁があればしてもらって結構ですし、なけりゃそれで結構でございます。私の質問に対する答弁は至極ごもっともでございました。そのとおりでございます。しかし、1番の質問は一体なんじゃと。資質、議員の資質を言うときながら、みずからがその資質、欠けているんじゃないかと、このように思うわけです。(「資質に欠けてないと言うとけや」と呼ぶ者あり)(8番丸谷議員「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(仲元男君) 丸谷委員特別委員会の委員やから。(8番丸谷議員「わかってます」と呼ぶ)出ててんから質問なんかないはずや。(8番丸谷議員「ちょっと待ってください。発言をそのとき封じられたから、あえて……」と呼ぶ)封じられた。次いきます。 ほかにありませんか。 15番 田村 俊君。         (田村 俊君登壇) ◆15番(田村俊君) 議会改革委員長に質問させていただきます。 議会改革委員長は、憲法4条をどのように捉えてその委員会をされているのかお聞きいたします。(「関係あらへん。委員長報告に関係あらへん」と呼ぶ者あり)(「ちょっと4条の具体的なこと言うてたら」「議会になじまへんて言うたらええねん、そんでいいんちゃうん。議会になじまへんて、今の質問はって。憲法もヘンポウもあるか」と呼ぶ者あり)憲法4条には、日本国民の自由と権利、それから人権を保障されております。その人権の保障、自由の保障を、委員長は委員会の中で無視されておりますので、この点についてお聞きしたいわけでございます。 ○議長(仲元男君) 田村議員、今の質問は特別委員会の今の議題になじまないと思います。 はい、次にいきます。 ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第4 同意案第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 日程第4 同意案第1号 人権擁護委員の推薦について御説明を申し上げます。 中村泰彦氏が、平成25年6月30日付で任期満了により退任されますことから、その後任として西田典子氏を人権擁護委員として推薦をさせていただくものでございます。 氏は、昭和48年から平成23年までの38年間、本市職員として勤務され、主に社会福祉の部門において活躍をされた方でございます。とりわけ、高齢福祉、障害福祉の分野における御経験が深く、福祉事務の最前線で活躍される傍ら、個人としても研さんを積まれ、社会福祉士、介護支援専門員の資格を取得されるなど、まさに社会福祉事業のエキスパートとして、長年にわたり本市福祉行政に御尽力をいただいた方でございます。平成3年には、その功績により、社会福祉功労者として厚生大臣表彰を受賞しておられます。 現在は、成年後見人、成年後見監督人として、高齢者や障害をお持ちの方々を支える活動に従事をされています。 公私にわたり、長年、社会福祉の分野で活躍された豊富な知識と御経験に加え、人格、見識をともに備えられた氏は、人権擁護委員としてまことに適任と存じ、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の同意をいただこうとするものでございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(仲元男君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 同意案第1号 人権擁護委員の推薦について、同意することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(仲元男君) 御異議なしと認めます。 よって同意案第1号は同意することに決しました。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第5 議案第1号から日程第9 議案第5号までの5議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 吉村副市長。         (吉村安伸君登壇) ◎副市長(吉村安伸君) おはようございます。それでは、ただいま上程をいただきました5議案につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第5 議案第1号 市道路線の認定について御説明申し上げます。 今回認定予定の道路は、小林町地内線が1路線、馬司町地内線が2路線の計3路線でございます。 本案につきましては、都市計画法に基づき帰属された道路及び西名阪自動車道大和郡山ジャンクションの建設に伴い整備され、移管を受けた側道を市道認定するものでございます。 日程第6 議案第2号 平成24年度大和郡山一般会計補正予算(第6号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ15億 5,456万 6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 305億 8,926万 2,000円とするものでございます。 今回の補正の主な内容は、本年1月に閣議決定されました国の緊急経済対策を柱とする補正予算に対応した関連事業と、昨年11月に閣議決定されました国の予備費等を活用した事業でございます。その財源といたしましては、地域の元気臨時交付金等の国庫支出金と、元利償還金が後年度に地方交付税措置されます補正予算債を活用いたしますので、実質的な一般財源の負担は、後年度を含めて非常に軽減されるものでございます。 次に、繰越明許費の補正でございます。総務費の旧川本家住宅耐震改修事業ほか19件につきましては、平成25年度当初予算と組み合わせて「13カ月予算」として執行するため、全額翌年度へ繰越措置するものでございます。 さらに、債務負担行為の補正でございますが、(仮称)南谷建替団地建設事業ほか2件につきまして、新たに追加するものでございます。 続きまして、地方債の補正でございます。旧川本家住宅整備事業債ほか4件を新たに追加し、土地改良事業債ほか6件の限度額を増額するものでございます。 それでは、歳出より御説明申し上げます。 第2款 総務費は3億 701万円の増額補正でございます。その内訳は、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費におきまして退職者の増により退職手当等で 8,941万 3,000円と、第13目 諸費におきまして住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金1億円を増額補正いたすものでございます。また、国の補正予算を活用して、第6目 財産管理費におきまして旧川本家耐震改修事業で 909万7,000円、第12目 スポーツ振興費におきまして総合公園施設テニスコート改修事業で1億 850万円を増額補正いたすものでございます。 第3款 民生費は 1,250万円の増額補正でございます。これは、国の補正予算を活用して、第2項 児童福祉費、第3目 保育所費におきまして公立保育所の耐震診断を行うものでございます。 第6款 農林水産業費は 8,400万円の増額補正でございます。これは、国の補正予算を活用して、第1項 農業費、第4目 農地費におきまして土地改良事業で 7,650万円、水利施設等の震災対策事業で 750万円を増額補正いたすものでございます。 第8款 土木費は6億 358万 9,000円の増額補正でございます。これは、国の補正予算を活用して、第1項 道路橋りょう費、第2目 道路維持費におきまして道路維持補修事業で 6,300万円、第3目 道路新設改良費におきまして道路改良事業で 750万円、第5目 用悪水路費におきまして流域貯留浸透事業で 1,759万 6,000円、第6目 橋りょう維持費におきまして市内橋りょうの耐震点検事業で 5,000万円、第2項 都市計画費、第4目 公園費におきまして、公園施設長寿命化計画策定事業で 2,000万円と市内公園の整備事業で 4,000万円、第3項 住宅費、第1目 住宅管理費におきまして市営住宅外壁等改修事業で 1,450万円、第2目 公営住宅建設費におきまして、(仮称)霞ヶ丘住宅建替団地建設事業で2億 9,922万 6,000円、(仮称)南谷住宅建替団地建設事業で 9,176万 7,000円をそれぞれ増額補正いたすものでございます。 第9款 消防費は、国の予備費等を活用して、第1項 消防費、第1目 常備消防費におきまして防火水槽設置事業で 1,017万 5,000円と消防救急デジタル無線整備事業で 1,510万円を増額補正いたすものでございます。 第10款 教育費は5億 2,219万 2,000円の増額補正でございます。その内訳は、第1項 教育総務費、第2目 事務局費におきまして臨時職員に係る社会保険料 110万円と、国の補正予算を活用しての事業といたしまして、第2項 小学校費、第2目 教育振興費におきまして小学校の理科教育備品購入に要する経費 550万円、第3項 中学校費、第2目 教育振興費におきまして中学校の理科教育備品購入に要する経費 250万円、第4項 幼稚園費、第1目 幼稚園費におきまして幼稚園と認定こども園の耐震診断を行う経費 7,545万 6,000円、第6項 保健体育費、第4目 学校給食共同調理場建設費におきまして新学校給食センター建設事業4億 3,763万 6,000円をそれぞれ増額補正いたすものでございます。 次に、歳入についてでございます。歳出に対する特定財源としまして、第12款 分担金及び負担金で 825万円、第14款 国庫支出金で4億 6,833万 4,000円、第15款 県支出金で 4,957万 5,000円をそれぞれ増額いたし、第18款 繰入金においてさきの定例会にて可決いただき減債基金へ積み立てた1億円を繰り入れいたすものです。また、第21款 市債において各事業に充当する財源及び臨時財政対策債8億 3,950万円を増額いたし、不足する財源につきましては地方交付税と財政調整基金からの繰入金によって補い、収支の均衡を図っております。 続いて、日程第7 議案第3号 平成24年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 この補正は、さきの定例会にて可決いただき、一般会計から減債基金に積み立ていたしました1億円を本特別会計に繰り入れいたすもので、第2款 諸収入において回収管理組合返戻金を1億円減額し、第1款 繰入金を同額増額補正いたすものでございます。 日程第8 議案第4号 平成24年度大和郡山介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ 100万円を増額し、歳入歳出予算の総額を 2,031万 8,000円とするものでございます。 今回の補正は、介護サービスの利用の増加に伴い、サービス計画作成委託料 100万円を増額いたすものでございます。なお、財源につきましては前年度繰越金によって補い、収支の均衡を図っております。 日程第9 議案第5号 平成24年度大和郡山下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 今回の補正は、排水量の増加に伴う下水道使用料、流域下水道維持管理負担金の増額、経費の負担区分に基づく一般会計からの負担金等の修正、並びに国の緊急経済対策として行う流域下水道建設事業費の増額及びその財源である企業債の増額を行うものでございます。 まず、収益的収入及び支出でございますが、収入の第1款 下水道事業収益を 3,382万 4,000円減額し、総額21億 4,858万 4,000円とし、支出の第1款 下水道事業費用を 1,846万 8,000円増額し、総額23億 740万 6,000円とするものでございます。 消費税納付予定額を除く実質収支は1億 4,673万 6,000円の赤字と見込んでおります。 次に、資本的収入及び支出でございますが、収入の第1款 資本的収入を 6,831万 1,000円増額し、総額18億 7,733万 1,000円とし、支出の第1款 資本的支出を 720万 3,000円増額し、総額23億7,100万円とするものでございます。その結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額は4億 9,366万 9,000円となっております。これは、損益勘定留保資金等で補填する予定であります。 以上でございます。 何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(仲元男君) ただいま提案理由の説明が終わりました。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第10 平成25年度大和郡山施政方針を求めます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 本日、ここに平成25年第1回定例市議会の開会に当たり、平成25年度の市政運営に関する所信の一端を申し述べ、議員各位を初め、市民の皆様の御理解を賜りたいと思います。 初めに、平成21年7月に私が市長として3期目の重責を担わせていただいて以来、この7月をもってはや4年の任期が満了することとなりました。この間、議員各位並びに市民の皆様、関係機関等の皆様方の温かい御支援、御協力に支えられ、市政を運営できましたことを改めて感謝申し上げます。 私は、昨年12月の定例市議会の場で表明しましたとおり、これまでの12年間において取り組んでまいりました「未来に向けて夢と誇りと自信を持つことができるまちづくり」、「オンリーワンの元気城下町づくり」をさらに推し進めるため、市長として4期目を目指す決意をいたしました。 新年度に臨み、任期終了までの期間はわずかですが、引き続き目の前のさまざまな行政課題に全力で取り組んでまいりますとともに、あわせて、本市が目指す将来像の実現に向けて、その基礎づくりにも邁進してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、国内の経済情勢は、最近の円安・株高などを背景に一部に下げどまりの兆しも見られるものの、海外景気の下振れが引き続き我が国の景気を押し下げるリスクとなっており、先行きは依然として不透明な状況であります。 一方、国政におきましては、昨年12月に衆議院の解散総選拳が行われ、自民党・公明党の連立政権が再び誕生することとなりました。新政権による予算編成方針は、「15カ月予算」の考え方で、緊急経済対策に基づく大型補正予算と新年度予算をあわせ、切れ目のない経済対策を実行するものであります。また、地方自治体に対しましても、地方の資金に配慮し、今回限りの特別措置として「地域の元気臨時交付金」が盛り込まれています。このことを踏まえ、本市におきましても、国と歩調を合わせて、今般の国の補正予算を活用し、一部、平成25年度当初予算で計上を予定しておりました事業を、議案第2号 平成24年度一般会計補正予算(第6号)において前倒し計上させていただき、今議会で御提案申し上げています。平成24年度補正予算と平成25年度当初予算とを組み合わせ一体とした「13カ月予算」で平成25年度の事業を実施してまいります。 平成25年度における本市の財政状況は、歳入面では、景気低迷のため、歳入の根幹をなす市税収入が5年連続で落ち込み、昭和63年度以来の低水準となる一方、歳出面では、退職手当の減などにより人件費総額は減少するものの、社会保障関係経費が予想を上回る急激な増となっています。取り組むべき課題が山積する中、財政調整基金等の基金残高も減少する見込みであり、大幅な財源不足の状況が続いています。 このように、依然として厳しい財政状況ではありますが、平成25年度の予算編成に当たりましては、本市が抱えている喫緊の課題、また、今やらなければならない重点施策には積極的に取り組み、財源の重点的かつ効率的配分に努めたところでございます。 その結果、このたび提案いたします平成25年度予算案の規模につきましては、一般会計 327億 3,000万円、特別会計 179億 1,407万 9,000円、公営企業会計72億 6,429万円、全会計総計では 579億 836万 9,000円となったところでございます。 一般会計につきましては、前年度に比べ46億 7,000万円、16.6%増の大幅なプラス予算の編成となりますが、これは、土地開発公社の解散に伴う経費を新たに予算措置したことがその主な理由でございます。 それでは、平成25年度の諸事業及び重点施策につきまして、新規及び拡充する事業を中心に、第3次総合計画の5つの体系に沿って、順次御説明申し上げます。なお、先に申し上げました補正予算への計上事業を含めて御説明させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 第1章 協働のまち。 第1章「市民と行政が共に参加、参画する地域づくりを進めるまち」でございます。 本年10月に、アピタ大和郡山店内に市役所外の窓口として「元気城下町ぷらっと」を開設いたします。年末年始以外は年中無休で、午前10時から午後7時まで各種証明書の交付業務や収税業務のほか、物産品の展示販売や観光案内、昭和工業団地内の企業紹介なども行い、市民サービス・窓口サービスの充実を図ってまいります。 また、平成22年のオープン以来大変多くの方に御利用いただいておりますイオンモール大和郡山店内の「元気城下町プラザ」につきましても、業務開始時間を1時間早め、さらなるサービスの充実に努めてまいります。 男女共同参画社会の実現につきましては、第三期大和郡山市女性行動計画を策定し、男女がさまざまな分野でそれぞれの個性と能力を発揮できるような社会の実現に向けて取り組んでまいります。 情報システムにつきましては、現在、ホストコンピューターで運用している市税、国民建康保険及び介護保険等のシステムを、より小規模なサーバー等の機器を利用したシステムに順次移行し、さらなる運用経費の削減に努めます。平成25年度は、財務会計システムと庁内LANシステムの更新を行います。 市税につきましては、eLTAX(エルタックス)を利用した電子申告システムを導入し、税申告における利便性の向上と課税事務の効率化を図ります。 また、本市の人口急増期に整備を進めた公共施設につきましては、いずれも老朽化が進み、一斉に更新時期を迎え、その建てかえや維持補修に多額のコストがかかることが予想されております。そこで、持続可能な行政サービスとしての公共施設のあり方を探るため、公共施設の現状、老朽化への対応、利活用等についての研究を早稲田大学との官学共同事業として進めてまいります。 長年の懸案事項である土地開発公社経営健全化につきましては、昨年9月の定例市議会におきまして、解散の議決をいただきましたので、今後の市の財政負担を最小限にするため、時機を逸することなく第三セクター等改革推進債を活用し、平成25年度末に土地開発公社を解散いたします。 第2章 産業・環境。 第2章「元気な産業が育ち、市民や企業などが豊かな自然や歴史を守り生かしているまち」です。 商業振興につきましては、市商工会が発行するプレミアム商品券「幸福(しあわせ)の金魚」事業の支援を行い、地元での消費を喚起し、市内事業者の活性化を図ります。 地域経済への波及効果が高い住宅リフォーム助成事業につきましては、継続して取り組み、地域経済の活性化を支援してまいります。 雇用支援対策につきましては、平成25年度も引き続き国の緊急雇用創出事業を活用し、積極的に雇用機会の創出に努めてまいります。 観光振興では、城下町-大和郡山再発見事業として、箱本十三町を舞台にしたさまざまな取り組みを進めるとともに、城下町案内板「城下町サイン」の設置や電動アシスト自転車の活用にも引き続き取り組み、城下町ならではの魅力を広く発信してまいります。 また、新たな観光の拠点、地域コミュニティーの場として期待される旧川本家につきまして、検討委員会の最終答申に基づき、国の登録有形文化財に登録し、安心して同住宅を活用できるように耐震改修を実施いたします。本事業は、国の緊急経済対策に基づく補正予算を活用するため、平成24年度補正予算に計上いたしております。 そうした中、昨年、大和郡山市の顔である金魚がアユ、アマゴとともに「奈良県のさかな」に選ばれるという非常にうれしい出来事がございました。これは、毎年都道府県をめぐりながら開催されている国民的行事である、第34回全国豊かな海づくり大会が平成26年に奈良県で開催されることに関連して企画されたものですが、このことを本市の地場産業である金魚産業振興の絶好の好機と捉え、「金魚サミット」開催の準備や「金魚ねぶた」の作成、金魚すくいキャラクター「きんとっと」のリニューアルなど観光振興と連携した取り組みを進めてまいります。 農業では、ゲートや水路の改修などの土地改良事業や老朽化した白土下池及び小林下池の整備を進めてまいります。また、農業水利施設であるため池につきましては、一たび決壊すれば甚大な被害が発生することも想定されるため、一斉点検を行います。本事業は一部、財源の関係から補正予算に計上いたしております。なお、最近、矢田地区で急速にふえつつあるイノシシなどの有害鳥獣について、地元及び関係団体との連携を密にしながら、その対応策を模索してまいります。 環境問題への取り組みといたしましては、市内の防犯灯 8,200灯と通学路灯 500灯について、省エネ性能や耐久性にすぐれ、地球環境にも優しいLED防犯灯への取りかえを行います。これは、10年間のリース契約により現予算の範囲内で実施することが可能であり、電気料金の縮減や球切れ等の修繕費用が大幅に削減できるほか、二酸化炭素排出量の減により地球温暖化防止に貢献できるなどの効果が見込まれるものでございます。 また、平成24年度より実施いたしております住宅用太陽光発電システム設置費補助事業につきましては、非常に御好評をいただいており、予算額を倍増して1人でも多くの御要望にお応えするとともに、自然エネルギーのさらなる有効利用を促進してまいります。 下水道事業につきましては、平成24年度に引き続き、本年4月1日から下水道経営の健全化と経営基盤の強化を図るため、下水道使用料を改定させていただきます。これからも下水道事業の効率化を推進し、快適な生活環境の確保に努めてまいりますので、利用者の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。平成25年度は、市内10工区において管渠整備を進めてまいります。 第3章 子育て・教育。 第3章「市民が子どもを産み育てやすいまち」でございます。 新学校給食センター建設事業につきましては、平成24年度における用地取得と実施設計に引き続き、用地造成工事と建設工事に取り組んでまいります。建設工事に関しましては、厨房機器等備品購入費用とあわせて債務負担行為の設定を行い、平成27年4月1日の供用開始を目指して進めてまいります。本事業は、国の地域の元気臨時交付金を活用するため、平成24年度補正予算に計上いたしております。 また、中学校給食開始に伴い、給食受け入れ体制を整えるため、各中学佼において配膳室やリフト等の整備を進めてまいります。平成25年度は、翌年度の工事に向けての設計業務を行います。 市内小中学校の耐震補強事業は平成22年度末で全て完了いたしましたが、幼稚園と保育園におきましては未実施であります。そのため、今般の国の緊急経済対策に基づく補正予算を活用し、まずは耐震診断を行い、可能な限り早期の耐震化を図るための計画的な取り組みを行ってまいります。本事業は、財源の関係から補正予算に計上いたしております。 通学路につきましては、昨年4月以降、全国で登校中の児童等が犠牲となる痛ましい交通事故が相次いで発生しました。これを受けて、本市におきましても通学路の緊急点検を実施したところであり、その結果を踏まえ、危険箇所の解消に順次取り組み、子供たちが安全に通学できる環境を整えてまいります。 子供たちの学校生活をサポートするために、少人数学級や少人数指導の充実、スクールカウンセラーや特別支援教育支援員、巡回相談員の配置、また学科指導教室(ASU)の充実など、きめ細やかな教育を推進することにより、いじめや学力不振・不登校などを未然に防ぎ、子供たちが笑顔で元気に学べる環境を整えてまいります。幼稚園におきましては、緊急雇用創出事業を活用して、4歳児クラスを現行の35名学級から30名学級にする少人数制を導入し、一人一人に行き届いた指導を行ってまいります。 学校図書につきましては、読書は子供たちの感性を豊かにし、知識を広めるとともに学力向上の基礎ともなることから、充実を図ってまいります。 図書館におきましても、子ども読書活動推進事業として、読書の記録ができる「読書手帳」を作成し、子供たちが継続して読書に興味を持つことができるように努めてまいります。 郡山南学童保育所建設事業につきましては、平成24年度の設計に引き続き、平成25年度は建設工事を行います。なお、建設には奈良県産の木材を使用し、その使用により県補助金を活用する予定でございます。 また、平成25年度より郡山東保育園が民立民営に移行するに当たり、同敷地を所有者から購入し、保育所用地として供することにより、安定した保育所運営の支援をいたします。 幼児二人同乗用自転車につきましては、毎年多数の方々からのお申し込みをいただいておりますことから、予算額を増額して御要望にお応えいたします。なお、最近、全国的には不慮の事故も散見されますことから、安全な運転に対する啓発活動もあわせて積極的に行ってまいります。 以上の施策を通じて、「子どもを産み育てやすいまち」郡山へ、市外あるいは京阪神からの転入・定住をより積極的に図るべく、さまざまな観点から独自の施策づくりに取り組んでいるところで、予算面でもできるだけ早期に具体化したいと考えております。 第4章 安全・快適。 第4章「安全が守られ、市民が安心して、便利で快適に暮らせるまち」でございます。 まず、安心・安全なまちづくりについてでございます。 間もなく、東日本大震災から2年が経過しようとしています。多くの方が震災の儀牲となり、亡くなられた方、いまだ行方のわからない方は合わせて2万人近くに上ります。また、現在でも、31万人を超える方々が避難所や仮設住宅での不自由な生活を余儀なくされている中、復興に向けて懸命に努力されています。改めて、被災者の皆様には心からお見舞い申し上げますとともに、民間におけるさまざまな活動を大切にしながら、官民協働で支援に取り組んでまいります。 未曽有の被害をもたらした今回の震災では、地域のあり方や自主防災組織の重要性を改めて認識させられました。このことから、地域による防災体制の整備強化を図るため、自主防災組織が行う事業及び防災資機材の購入等に対しての補助を拡充します。 また、災害時に、高齢者や障害のある方など要援護者への支援が円滑に行えるよう、地域での連携を一層強固なものとする災害時要援護者避難支援制度の整備も引き続き進めてまいります。 さらに、本市の災害時の緊急輸送道路である市道城廻り線にかかる城廻り跨線橋と羅城門橋について、平成24年度の実施設計に引き続き、平成25年度から3カ年で耐震補強工事を実施いたします。地震災害による落橋を未然に防ぎ、災害発生時の被害を最小限にとどめるよう取り組んでまいります。 市内のその他の橋梁につきましても、国の補正予算を活用し、全橋梁の点検調査を行います。本事業は、財源の関係から補正予算に計上いたしております。 民間既存木造住宅の耐震改修に対する補助につきましては、予算額を増額し、耐震化を促進いたします。 近年の局地的な集中豪雨による各地の浸水被害を踏まえ、本市におきましても浸水被害の防止や被害の軽減を図るため、治水対策事業を推進してまいります。平和団地地区の雨水排水管改修工事を引き続き実施するとともに、鴫ヶ池において流域貯留浸透事業に取り組み、浸水被害の防止に努めてまいります。なお、流域貯留浸透事業は補正予算に計上いたしております。 消防につきましては、導入後7年を経過した消防はしご車のオーバーホールを実施し、今後の救助活動に支障を来たさないよう対応いたします。また、消防分団の消防ポンプ車両2台を更新配備するとともに、北矢田地区(東村)で防火水槽の設置、ビデオ喉頭鏡の高規格救急車への搭載、救急救命士の養成など、消防・救急活動の充実強化を図ります。防火水槽設置事業は、財源の関係から補正予算に計上いたしております。 次に、便利で快適に暮らせるまちづくりについてでございます。 本市の伝統的な町並みや地域の魅力を保ちながら、都市基盤の整備や交通網の整備を図り、生活の快適性・利便性を高めてまいります。 リニア中央新幹線につきましては、中間駅を本市に設置すること、また早期の東京・大阪間同時開通に向けて、「リニア新駅は、ど真ん中駅、大和郡山へ。奈良県・紀伊半島の隅々へ。そして一緒に未来へ。」をスローガンに啓発広報活動を行ってまいります。 都市計画道路城廻り線整備事業につきましては、引き続き用地買収等を進めるとともに、歴史的な町並みに調和する道路整備や沿道住宅の修景事業を推進する計画を策定いたします。 紺屋町通り整備事業につきましては、地元の方々とワークショップを行い、整備方針等についての計画を策定したところであり、今後、それに基づき整備を進めてまいります。 市道田中西田中線道路拡幅事業、市道西田中県営住宅線道路拡幅事業、市道伊豆七条高野線(バイパス線)道路新設事業、市道番条稗田条里下三橋線道路改良事業、及び南井町東西線道路整備事業につきましては、それぞれ整備を進めてまいります。 また、地域からの要望が大変多い市道の維持補修につきましては、補正予算ともあわせて、可能な限りの事業費を確保いたしました。 公営住宅建設事業につきましては、南谷住宅及び霞ヶ丘住宅の建てかえを進め、安心して便利で快適に暮らせる住環境の整備に努めてまいります。本事業は、財源の関係から補正予算に計上いたしております。 公園整備では、市内都市公園の遊具の改修整備を実施するとともに、公園施設の老朽化が進む中、計画的な改修・更新を図るための長寿命化計画を策定いたします。本事業も財源の関係から、補正予算に計上いたしております。 額田部運動公園に関しましては、本年4月より指定管理者制度を導入し、施設の管理運営に民間の能力を活用しつつ、市民サービスの向上を図ってまいります。 水道事業につきましては、奈良県営水道からの受水料金が引き下げられることに伴い、本市の水道事業を開始して以来初めてとなる料金引き下げを本年5月検針分の水道料金から実施いたします。また、浄水施設整備事業や老朽配水管の布設がえなどを実施し、安全で良質な水の安定的な供給に努めてまいります。 第5章 健康・福祉・生きがいづくり。 第5章「市民誰もがいきいきと元気で暮らせるまち」でございます。 初めに、健康・福祉施策の推進についてでございます。 大和郡山市では、高齢者や障害のある方を初め、誰もが安心して安全・快適に外出できるまちづくりを目指して、現在、バリアフリー基本構想に基づく特定事業計画の策定を進めています。それを踏まえ、安全で快適な移動の円滑化に配慮された鉄道駅の整備を促進するために、鉄道事業者に対し補助を行います。平成25年度は、近鉄郡山駅とJR大和小泉駅の整備に取り組みます。 小児医療費助成事業につきましては、経済的・身体的負担の大きい入院費の助成について、本年4月から、対象を従前の小学校卒業までから中学校卒業までに拡充し、子供たちの健康を守ります。 福祉医療費助成事業では、引き続き、県補助金の対象外となります医療費を市が負担し、一部負担金を設けず実施してまいります。 また、在宅で介護サービスを利用されている高齢者が安心して介護サービスを受けられるよう生活支援を行う高齢者生活支援給付事業では、給付条件を緩和することにより、給付対象者を拡大します。 保健予防では、保健センターを中心に、14回の公費助成を行う妊婦健診事業やがん検診推進事業などの各種保健事業を実施してまいります。また、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種につきましては、定期予防接種化されることを踏まえ、平成25年度から全額公費負担で実施してまいります。 国民健康保険事業につきましては、加入者の所得の減少や保険給付費の伸びから、非常に厳しい財政運営を迫られているところでございます。そのため、保険税の収納率向上に努め、歳入の確保を図るとともに、保健事業の積極的な展開により医療費の適正化対策を行い、持続可能な事業運営に努めてまいります。 介護保険事業につきましては、第5期介護保険事業計画に基づき、地域包括支援センターと連携して、できる限り介護状態に陥らないための介護予防事業を展開するとともに、必要なサービス基盤の確保に努めてまいります。 続きまして、文化・芸術・生涯学習・スポ一ツの振興についてでございます。 金魚と並び本市のシンボルである郡山城の天守台石垣の修復に取り組みます。郡山城天守台に立ちますと、眼前には、城址会館・追手門・追手向櫓・多聞櫓などがある城址の景観が広がり、その向こうには本市の町並み、さらには若草山・二上山・葛城山の山並みを広々と見渡すことができます。このすばらしい眺望は、「城跡と奈良盆地が眺望できる郡山城天守台付近」として奈良県景観資産にも指定されています。しかしながら、現在の天守台は、築城以来大規模な整備が行われておらず、石積みが膨らむなど危険な状態であるため、多くの人が安全に天守台に登り眺望を楽しめるように、国庫補助金を活用し、石垣の積みかえ修理を進めてまいります。 昨年は、古事記1300年にちなんださまざまな事業を通して「語り部の里 大和郡山」から発信してまいりましたが、改めて語り継ぐことの大切さを学ぶことができたように感じています。そこで、この取り組みを一過性のものとすることなく、「語り部の里」プロジェクトとして、「当世語り部口座」や「ふるさと語り部エッセイ」、市民劇団「古事語り部“口座”」さらには水木十五堂賞などに引き続き取り組み、語ること、語り継ぐことの大切さを全国に発信してまいります。 大和郡山総合公園施設のテニスコートにつきましては、竣工以来30年が経過して劣化が進み、特に雨天時の水はけが悪く、利用者の皆様には御迷惑をおかけするとともに多くの改修の御要望をいただいておりました。そこで、今般の国の補正予算を活用し、水はけがよく、雨で中断されたプレーも短時間で再開できる人工芝コートへの全面改修を行い、稼慟率の向上とともに一層のスポーツ振興を図ってまいります。なお、本事業は、財源の関係から補正予算に計上いたしております。 老若男女を問わず誰でも気軽に実践できる運動として、今、ラジオ体操が注目を集めています。本市におきましても、健康づくりはもとより、年齢を超えて人が集まり、交流しながら身体を動かす楽しさ、大切さを感じることができる場づくりとして、ラジオ体操の普及に取り組んでまいります。朝のラジオ体操から元気を地域に発信することにより、地域交流や世代間交流へと活動の輪を広げていければと考えています。 以上、施策体系により、諸事業及び重点施策につきまして御説明申し上げました。 さて、大和郡山市は、昭和29年1月1日に市制を施行し、平成26年に市制施行60周年を迎えます。60年は人間でいうと還暦に当たり、第2の人生への新たな出発点であります。そこでこれを一つの節目として、今日の大和郡山市の礎を築いていただいた先人や諸先輩のさまざまな御苦労や思い出を未来に語り継ぐとともに、本市が目指す将来像の実現に向けて取り組んでまいります。そのための契機となる事業や取り組みに関しましては、平成25年度予算では、平成26年4月22日に予定いたしております記念式典の関連経費について債務負担行為とあわせて計上しています。その他のさまざまな関連事業につきましては、今後職員プロジェクトチームを中心に検討を重ね、平成26年度当初予算に反映させてまいりたいと考えています。 一方、昨年夏、名古屋側が供用開始された大和まほろばスマートインターチェンジの利用は極めて順調で、昭和工業パーク(団地)の立地条件は飛躍的に向上しています。近隣の安堵町や川西町とも連携し、大和まほろば工業ゾーンといった形でさらなるイメージアップ、グレードアップを図ってまいります。 市制施行60周年を迎える平成26年は、このスマートインターチェンジや大和郡山ジャンクション、県浄化センター公園・新県営プールの完成並びに第34回全国豊かな海づくり大会の開催、また本市におきましても新学佼給食センターの竣工や土地開発公社の解散など、諸事業のメモリアルイヤーであり、本市の魅力を発信する大きなチャンスの年でもあります。 平成25年度は、この節目の年となる平成26年に向けての種をまき、芽を育てるべき年にしたいと考えています。希望に満ちた種をまきながら、「オンリーワンの元気城下町づくり」をさらに一歩ずつ、着実に進めてまいりたいと思います。 最後に、議員各位を初め、市民の皆様の御支援、御協力を重ねてお願いを申し上げ、平成25年度の施政方針とさせていただきます。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第11 平成25年度大和郡山教育行政方針を求めます。 赤井教育長。         (赤井繁夫君登壇) ◎教育長(赤井繁夫君) 本日、ここに平成25年第1回定例市議会の開会に当たり、本市の平成25年度教育行政方針を申し述べ、御審議の参考に供したいと存じます。 私たちの町大和郡山市が魅力あふれる町に発展するための基盤は人づくりであり、新しい時代を切り開く心豊かでたくましい市民の育成が教育の最大の使命であると考えます。 21世紀に入り、人口減少と少子高齢化に伴う社会保障制度に及ぼす影響の増大、景気の低迷や産業の空洞化による雇用情勢がいまだ好転の兆しを見せず、国民生活は依然として厳しい状態が続いている中、市民が教育に寄せる人間形成への期待はますます大きくなり、その重要性は増してきております。 本市におきましては、今を生き未来を担う子供たち一人一人がゆとりと豊かさを実感し、新しい時代を切り開いていく人間として成長することによって、市民が安心して暮らすことのできる社会を実現できるよう、学校、家庭及び地域の間の連携を図り、さまざまな施策を実施してまいります。 まず、学校教育におきましては、子供たちが夢と希望を持ち続け、主体的に未来を切り開くことができる確かな学力、豊かな心、健やかな体のバランスがとれた子供を育成する教育の推進が、これまでにも増して求められております。平成24年度から授業時数や教育内容を充実させた新中学校学習指導要領が全面実施され、授業時間の増加や支援員の配置など教育の質を向上させるための施策が打ち出されました。 子供たち一人一人が将来豊かな人生が送れるよう、学力向上のための指導体制の充実を図るとともに、他人や社会とのかかわりを通じて、人間の尊厳、倫理観などの道徳性や自分で考え、判断し、行動することができる能力の育成、生活習慣の改善を含む体力向上に努めてまいります。 次に、生涯学習におきましては、市民一人一人が生きがいと潤いのある人生を過ごすために、生涯にわたり自由で主体的な学習活動を通して、みずからを高め、心を豊かにしていくことが大切であります。このため、本市の豊かな自然環境や生活環境、さらに地域の教育資源などを生かしながら、市民協働による活力ある地域社会と、本市の教育目標である「“自然と郷土を愛し、豊かな人間性と創造性を培い、心身ともにたくましく、新しい文化を創造して、国際社会に生きる市民”の育成」を目指し、生涯を通じて学び、成長することができる生涯学習を推進するまちづくりの実現のため、効果的な施策を展開してまいりたいと考えております。 これら2つの体系に沿って、平成25年度の当市の教育行政方針について御説明申し上げたいと思います。 第1に、園・学校教育の充実であります。 学校教育の基本方針を「人権尊重の精神を基盤として、知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな幼児・児童・生徒の育成」とし、次に掲げる事項を重点的施策として取り組みを進めてまいります。 1つ目は、確かな学力を培う教育の推進であります。 これまでも、「わかる・できる授業」を目指し、ティーム・ティーチングや少人数指導、補充的・発展的な指導など、個に応じたきめ細やかな指導方法の工夫・改善を図ってまいりました。 奈良県学習状況調査や全国学力・学習状況調査等の結果から、本市における傾向としては、「読書への興味関心」や「物事を要約して説明する能力」、「数量や図形についての表現・処理」について課題が見られました。このことから、年齢に応じて、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図るとともに、各教科等において、記録、説明、話し合いなどの言語活動を充実させ、思考力・判断力・表現力等の育成を一層重視し、確かな学力の育成に努めてまいります。 さらに、豊かな学びを創造するため、小・中学校での読書活動を推進するとともに、市立図書館との連携のもと、子供たちが読書に親しむ機会の拡充を図るとともに、奈良教育大学・天理大学・奈良工業高等専門学校との学市連携により、学生や地域人材による子供たちへの学習や心理的な支援に取り組むとともに、科学的な物の見方や考え方の育成など、きめ細やかな教育活動の一層の充実を図ってまいります。 2つ目は、豊かな人間性とたくましい心身を育てる教育の推進であります。 いじめや不登校などが社会問題化し、子供たちが主体的にみずからの生き方を切り開いていくための力や、仲間とともに支え合って生きていく力を身につけることは極めて重要であります。このことから、自然体験、社会体験、ボランティア活動などのさまざまな体験活動を通して、自分や他の人への理解を深め、思いやりや助け合いの大切さを身につけ、自己の生き方を考えさせる指導を推進するとともに、生徒指導についてのガイドラインや、いじめ問題への対応マニュアル等を活用し、人権教育の推進と生徒指導の充実に努めます。 特に、子供たちの問題行動が複雑化・困難化し、学校だけで対応することが難しくなっていることから、平成24年度から、生徒指導上の諸問題に対応するための相談員派遺事業を実施し、生徒指導に精通した経験豊かな教員OBが市内各小中学校を訪問し、必要に応じて関係機関とも連携しながら、いじめや不登校などの問題の未然防止・早期解決に向けた各学校の取り組みを支援しています。 また、基本的な生活習慣や社会生活上のルールを身につけさせる指導の充実を図るとともに、家庭との連携を深めながら、人間としての生き方・あり方について子供たちの自覚を深め、内面に根差した教育を推進するとともに、教職員と子供たちとの人間的触れ合いを大切にし、各園・学校の生徒指導体制や教育専門相談員・スクールカウンセラーなど教育相談体制の充実を図ってまいります。 一方、教育上特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対し、一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、子供たちが生活や学習上の困難を改善し、または克服するための適切な指導ができるよう、各学校に特別支援教育支援員などを派遣してまいります。 また、不登校への取り組みについては、子供たちの学習の場となる学科指導教室「ASU」及び心理的支援の場となる「ASUカウンセリングステーション」における社会的自立を目指した不登校対策総合プログラムを一層充実させてまいります。 3つ目は、安全・安心で快適な教育環境の整備であります。 園・学校は、子供たちが1日の大半を過ごす学習と生活の場であり、年次的、計画的に施設や設備の整備を進める必要があります。 市内11小学校の給食を提供するため建設を予定しております新学校給食センターにつきましては、給食目標である「安心安全でおいしい給食、食育の推進、地産地消の推進、アレルギー対応への取り組み」を目指し、ドライシステムで衛生管理にすぐれ、太陽光発電や生ごみ処理機を設置するなど、環境に優しい施設、また、調理見学ができ、児童・生徒の食育に活用する研修機能を備え、地元食材の活用など地域と融和する施設として建設いたしますとともに、あわせて平成27年度からの中学校給食開始に伴い、各中学校の給食受け入れ体制を整えるために配膳室の整備等を行ってまいります。 また、児童・生徒が安心・安全な学校生活が送れるよう学校の各種改修を行い、施設の整備・充実に努め、学習環境の向上を図ってまいります。また、耐震化が未実施である幼稚園、こども園につきましても、安全確保のため耐震診断を実施し、より安全で快適な環境整備に努めてまいります。 昨年、全国的に登校中の児童等が巻き込まれる死亡事故が相次いで発生したことから、小学校通学路を対象にPTA、郡山警察署、県及び市の道路管理者、市教育委員会の4者で危険箇所の一斉点検を行い、その対応策に基づき現在改善を進めております。 今後も危険箇所解消に向け、定期的に各学校の通学路を確認いたしますとともに、学校からの要望等は随時受け付け、関係部署と協議しながら通学路の安全確保に努めてまいります。 4つ目は、幼児教育及び子育て支援の充実についてであります。 幼稚園においては、3年保育を通して発達や学びの連続性を踏まえた、幼児教育全般の深化充実に努め、主体的・意欲的に活動する幼児の育成を推進してまいります。特に、平成25年度からは、4歳児において学級編制の基準を弾力的に運用し、1学級の人数を35人から30人に引き下げることによって、より行き届いた保育を目指します。 また、家庭との連携を図るための預かり保育を引き続き実施いたしますとともに、保護者の子育てについての理解を深めるため、幼児教育センターとしての機能を充実させ、親と子の育ちの場となるよう努めてまいります。 子育て支援のための取り組みとして、平成22年度に施行しました治道認定こども園におきましては、平成23年度からはゼロ歳児から2歳児までの幼児を受け入れ、幼保連携型の認定こども園として運営しておりますが、4年目を迎えようとする現在、園児数は、実に当初の7倍に届きつつあります。 また、治道認定こども園における未就園児保育には、ゼロ歳児から2歳児まで90名を超す利用者の登録をいただいており、これからも幼児が安心して遊べる場として、保護者のニーズに応えられるよう取り組んでまいりますとともに、各幼稚園におきましても、それぞれの地域の実情に応じた活気ある取り組みになりますよう努めてまいります。 5つ目は、教職員の資質向上であります。 校園長を中心に、各校園の教育目標を定め、その具現化に向けて指導体制の確立に努めてまいります。また、県教育委員会等と連携しながら、教科指導・生徒指導等にかかわる校内研修を充実させるとともに、教員みずからの個人研修や自己評価を通じて教職員の資質の向上を図ってまいります。 また、各園・学校の教育目標の達成状況並びに教育活動の成果や課題について、自己評価と学校関係者による学校評価を実施し、その結果については学校のホームページに掲載するなど、積極的に情報発信をすることで教育の質の保証と向上、さらに信頼される園・学校づくりに取り組み、保護者や地域住民が学校運営に参画することができる「地域と共にある学校づくり」を推進してまいります。 第2に、生涯学習の推進であります。 余暇の増大、社会の少子高齢化及び情報化の進展に伴い、生きがいや心のゆとりを大切にしようと、人々の生涯学習に対する意欲が高まっています。このような状況に対応するため、学習機会や情報の提供など学習環境の整備・充実に努め、学んだ成果を将来的に地域社会に還元していただき、新たな地域コミュニティー形成につなげますとともに、本市のまちづくりにも貢献していただけるよう期待するものでございます。そのような観点から、以下の重点的な取り組みを進めてまいります。 1つ目は、地域社会における支援体制についてであります。 生涯学習の基礎づくりを行う場である家庭の教育力を向上させるための家庭教育学級や各小学校単位において、コーディネーターを中心に運営している放課後子ども教室などの充実・支援のための体制づくりを進めてまいります。 また、女性の社会進出や、協働のまちづくりの推進の一環として郡山・女のまつりを開催し、男女がともに生き生きと学び高め合う共生社会を推進してまいります。 2つ目は、社会教育施設の利・活用であります。 中央公民館を初め各地区公民館におきましては、地域の文化活動の振興や地域住民の健康増進等を図るため、地域のニーズに合った各種講座や教室を開催するなど、活力と潤いのある公民館活動をいたしますとともに、少年自然の家では、野外活動、自然体験などを通して情操と社会性を育み、心身ともに健康な青少年を育成するための各種事業を実施してまいります。 3つ目は、人権教育の推進であります。 大和郡山市人権施策に関する基本計画に基づき、全ての人の人権が尊重される自由で平等な社会づくりに向けて、市民一人一人が人権問題について正しい知識を持ち、みずから考え行動できる力を養えるよう、市民参加型の啓発活動や自主的な取り組みの支援などを総合的に推進してまいります。 4つ目は、図書館であります。 図書館は、本と人、人と人との出会いの場として、乳幼児から高齢者まで多くの市民に御利用いただいております。 子供たちが身近に読書に親しむことができる環境づくりを目指して進めてまいりました大和郡山市子ども読書活動推進計画につきましては、平成23年度末をもちまして5年間の計画期間を完了しましたが、さらなる課題の解決のため3年間延長し、活動を継続しているところであります。 中でも、読書を通じて家族のコミュニケーションを図る「家読(うちどく)」活動を推進してまいります。 また、あらゆる世代を通じて図書館が知的情報の収集、発信の拠点となるよう図書館サービスのさらなる充実に努めてまいります。 5つ目は、芸術文化の振興であります。 人々の創造性を育み、心豊かな社会の形成に寄与する文化芸術につきましては、やまと郡山城ホールを拠点として、その振興と充実に努め、市民が芸術文化に触れる機会を提供してまいります。また、同施設において毎年開催しております記憶力大会は、第10回の節目を迎えますことから、より一層、現代の稗田阿礼を発掘・育成することを通して、文化の創造を全国に発信できるよう努めてまいります。 6つ目は、青少年の健全育成であります。 次代の社会の担い手である青少年に対して、親子のきずなを深めるとともに、社会教育にかかわる各種団体相互の連携を強めるため、親子まつりを開催し、生きがいのある人間性豊かな地域づくり、ふるさとづくりを推し進めてまいります。また、青少年センターを中心に、学校や警察、地域と連携し、青少年の非行や問題行動の防止、青少年を取り巻く有害環境の改善に努めるなどの取り組みを進めてまいります。 7つ目は、文化財についてであります。 歴史や文化財に対する市民の関心の高まりに応え、貴重な歴史遺産を確実に後世に継承していくため、適切な保存と活用を図ってまいります。 国等の指定文化財に対して保存・修理の支援を行うとともに、筒井城跡の保存と活用を図るための最終年次となる発掘調査を実施いたします。 また、歴史フォーラムや展示会を開催し、資料・リーフレッ卜の作成、配布を行うなど、歴史と文化財に触れる機会をふやし、その普及啓発に努めてまいります。 以上が平成25年度教育行政方針の概要でございますが、教育費予算総額21億 1,575万 1,000円の予算執行に当たりまして、限られた経費で最大限の効果を上げるべく最善を期してまいります。 議員各位におかれましては、教育行政に深い御理解を賜り、より一層の御支援と御協力をお願いいたしますとともに、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。    ─────────────────────────────────── ○議長(仲元男君) 日程第12 議案第6号から日程第33 議案第27号までの22議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 吉村副市長。         (吉村安伸君登壇) ◎副市長(吉村安伸君) それでは、ただいま上程をいただきました22議案につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第12 議案第6号 大和郡山新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について御説明申し上げます。 本案につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の制定に伴い、国において新型インフルエンザ等緊急事態宣言がなされたときに、同法の規定により設置いたします大和郡山市新型インフルエンザ等対策本部の組織に関する事項、会議に関する事項、その他、対策本部の設置及び運営に関し必要な事項を定めるものでございます。 また、あわせて、附則におきまして、新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施に伴い、国の機関や他の地方公共団体の職員の派遣を受けた場合に、当該職員に支給する新型インフルエンザ等緊急事態派遣手当に関し、必要な事項を定めるため、災害派遣手当の支給に関する条例の一部改正を行うものでございます。 なお、この条例は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行の日から施行するものでございます。 日程第13 議案第7号 大和郡山市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び大和郡山消防団員等公務災害補償条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、障害者自立支援法の一部改正に伴い、大和郡山市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び大和郡山消防団員等公務災害補償条例の2条例につきまして、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、改正により、「障害者自立支援法」の題名が「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に改められましたこと、及び同法に生じた条ずれに伴いまして、その引用条項について所要の整理を行うものでございます。 なお、この条例は、同法の一部改正の施行期日に合わせまして、障害者自立支援法の題名の変更に伴う改正部分につきましては平成25年4月1日から、条ずれの整理に関する改正部分につきましては平成26年4月1日からそれぞれ施行するものでございます。 日程第14 議案第8号 大和郡山市の非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例及び大和郡山教育委員会委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、月額により報酬を定めております委員会の委員等につきまして、最近の社会経済情勢等に鑑み、報酬の改定に関し所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、現在月額により報酬が定められております監査委員、選挙管理委員会の委員、公平委員会の委員、農業委員会の委員及び教育委員会の委員の報酬につきまして、月額と日額の併用制による報酬へと改めることとし、その額及び支給方法等について所要の事項を定めるものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行し、同日以後の勤務に係る報酬から適用するものでございます。 日程第15 議案第9号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について御説明申し上げます。 民間の企業年金及び退職金の実態調査の結果等を踏まえ、人事院より、退職給付に係る官民較差の解消が必要との見解が示されたこと等を受けまして、国において、退職手当の給付水準の引き下げに係る国家公務員退職手当法の一部改正が行われました。 また、地方公務員の退職手当につきましても、平成24年11月26日付総務省より、国家公務員の退職手当に準じ、必要な措置を講ずるよう通知がありました。 これらを受けまして、本市におきましても、職員の退職手当制度について見直しを図るべく、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、これまで条例本則の規定により計算した額に、 100分の 104の調整率を乗じて得た額を退職手当の基本額としておりましたところ、調整率を 100分の87に改めるものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行し、同日以後の退職に係る退職手当から適用するものでございますが、同日から平成27年3月31日までの間におきましては、段階的に退職手当の給付水準の引き下げを行うべく、附則において経過措置を設けるものでございます。 日程第16 議案第10号 大和郡山小児医療費の助成に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、小児医療費の助成のうち入院に係るものについて、これまで出生の日から小学校等の卒業までの間にある者を助成対象者としておりましたところ、15歳に達する年度の年度末までの間にある者に、助成対象者の範囲を広げるべく、所要の改正を行うものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行し、同日以後に行われた医療に係る医療費から適用するものでございます。 日程第17 議案第11号 大和郡山市障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、障害者自立支援法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、障害者等に対する障害福祉サービスの必要性等に関する基準として設けられております「障害程度区分」が、同法の一部改正により「障害支援区分」と改められることに伴いまして、本条例が規定する審査会の名称を「大和郡山市障害支援区分判定審査会」に改めますとともに、本条例の題名につきましても「大和郡山市障害支援区分判定審査会の委員の定数等を定める条例」に改めるものでございます。 また、あわせて、障害者自立支援法の題名が改められることに伴いまして、その引用条項につきましても必要な整理を行うものでございます。 このほか、附則におきまして、関係条例について、審議会の名称変更に伴う所要の整備を行うものでございます。 なお、この条例は、それぞれ法の一部改正の施行期日に合わせまして、審議会の名称変更等に係る改正部分につきましては平成26年4月1日から、法の題名変更に伴う改正部分につきましては平成25年4月1日から施行するものでございます。 日程第18 議案第12号 大和郡山小規模改良住宅条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、平成10年度から実施しております西田中町B地区小規模住宅地区改良事業におきまして、大和郡山市西田中町 155番地8に建設しております2戸、大和郡山市西田中町 159番地1に建設しております4戸及び大和郡山市西田中町 230番地9に建設しております2戸の小規模改良住宅が完成することに伴いまして、名称、位置等を定めるものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行するものでございます。 日程第19 議案第13号 大和郡山道路占用料に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、道路法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、同施行令におきまして、道路の占用の許可を要する工作物に、太陽光発電及び風力発電設備が加えられましたことから、その占用に伴う占用料の額等について、必要な事項を定めるものでございます。 また、一部改正により、同施行令に号ずれが生じましたことから、別表の規定のうち、これを引用している部分について必要な整理を行うものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行するものでございます。 日程第20 議案第14号 大和郡山水道事業給水条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、奈良県水道用水供給条例の一部改正により、県営水道からの水道用水の供給に係る給水料金が減額改定されましたことから、これを使用者負担に反映させるべく、水道料金の改定を行いますとともに、あわせて、基本水量10立方メートルまでの使用者に係る基本料金を2段階に細分化することにより、使用者負担の軽減を図ろうとするものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行し、同年5月分として徴収する料金から適用するものでございます。 日程第21 議案第15号 第三セクター等改革推進債の起債に係る許可の申請について御説明申し上げます。 本案につきましては、平成24年第3回定例会において議決をいただきました大和郡山土地開発公社の解散に伴いまして、その債務保証の履行に必要な経費に充てるため、起債の限度額を49億 5,000万円として、第三セクター等改革推進債を起こすこととし、これに必要となります奈良県知事の許可を申請することについて議会の議決をいただこうとするものでございます。 日程第22 議案第16号 平成25年度大和郡山一般会計予算について御説明申し上げます。 予算の性格並びに主要な項目については、市長より施政方針の中で説明がございましたので、それらの事項及び経常的な経費につきましては省略させていただきまして、予算の各費目の重点的な事項につき概略の説明をさせていただき、審議の御参考に供したいと存じます。 なお、金額につきましては、比較判断を考慮し、いずれも万単位で説明させていただきますので、御了承願います。 まず第1に、平成25年度一般会計歳入歳出予算の総額をそれぞれ 327億 3,000万円と定めようとするものであります。これを前年度当初予算に比較しますと、率にして16.6%、金額にいたしますと46億 7,000万円の増となっております。なお、この 327億 3,000万円の内訳につきましては、後ほど予算書に沿って各款別に御説明いたします。 第2に、債務負担行為についてでありますが、各事業の期間及び限度額を定めるものでございます。 第3に、地方債でございます。歳出予算に計上しました諸事業に対する充当財源としての各事業債及び通常収支の不足分を補う臨時財政対策債の発行を予定しております。 第4に、一時借入金でございますが、借り入れの最高限度額を前年度と同額の60億円とするものでございます。 それでは、歳出から順次、項目別に重要な部分について御説明いたします。 第1款 議会費は3億 7,506万円で、前年度と比較して 1,104万円の減となっております。 第2款 総務費は総額82億 3,458万円で、前年度と比較して47億 7,482万円の増となっております。これは主に、一般管理費において、職員の退職手当が2億 7,221万円の減となった反面、諸費において、平成25年度を発行期限とする第三セクター等改革推進債を活用し、大和郡山土地開発公社の解散に伴う債務代位弁済費49億 5,000万円を新たに計上したためでございます。 第3款 民生費は 113億 9,139万円で、前年度と比較して4億 5,520万円の増となっております。これは、障害者自立支援等給付費で1億 7,872万円、生活保護費で 8,751万円増加し、さらに児童措置費において、平成25年度から民立民営に移行する郡山東保育園敷地の購入費 7,165万円と、郡山南学童保育所建設工事費 5,467万円をそれぞれ新たに計上したことが主な要因でございます。 第4款 衛生費は22億 3,724万円で、前年度と比較して 6,016万円の増となっております。これは主に塵芥処理費において清掃センター補修整備業務が 4,000万円の増となったためでございます。 第5款 労働費は 2,296万円で、前年度と比較して90万円の増となっております。 第6款 農林水産業費は2億 1,562万円で、前年度と比較して 2,093万円の減となっております。これは農地費において、土地改良工事費を財源の関係により平成24年度補正予算に前倒しして計上したため、 1,276万円の減となったことが主な要因です。 第7款 商工費は1億 4,254万円で、前年度と比較して 1,112万円の減となっております。 第8款 土木費は28億 9,254万円で、前年度と比較して4億 9,771万円の減となっております。これは、都市計画総務費において下水道事業繰出金で 6,000万円、城廻り線街路事業費で 6,530万円、小規模住宅地区改良事業費で1億 5,462万円のそれぞれ減となり、また財源の関係により、公営住宅建設事業を24年度補正予算に計上したことがその主な要因です。 第9款 消防費は7億 7,147万円で、前年度と比較して 4,047万円の増となっております。これは主に、はしご車のオーバーホール費用 3,300万円を新たに計上したためでございます。 第10款 教育費は総額21億 1,575万円で、前年度と比較して1億 5,341万円の減となっております。これは中学校費の学校管理費において、平成27年度より中学校給食が開始されることを踏まえ、新たに必要となる各中学校の配膳施設の設計費用 2,069万円を新規計上した反面、新学校給食センター建設に係る事業費を財源の関係により補正予算に前倒ししたことが主な要因でございます。 第11款 災害復旧費は、前年度と同額の 2,000万円を計上しております。 第12款 公債費は42億 8,084万円で、前年度より 3,267万円の増となっております。 第13款 予備費は、前年度と同額の 3,000万円を計上しております。 次に、歳入関係の御説明を申し上げます。 第1款 市税の総額は 119億 256万円と見込み、前年度より 7,085万円の減額となっております。その内訳としまして、市たばこ税で税制改正の影響により1億 1,114万の増を見込むものの、個人市民税で 6,180万円、また法人市民税で、我が国企業の国際競争力向上を目的とした法人実効税率の引き下げに伴い、 9,447万円の減となったものが主な要因です。 第2款 地方譲与税は1億 7,700万円と見込み、前年度に比べ 2,700万円の減となっております。 第3款 利子割交付金は 3,700万円を見込み、前年度に比べ 200万円の減となっております。 第4款 配当割交付金は 4,700万円を見込み、前年度に比べ 300万円の増となっております。 第5款 株式等譲渡所得割交付金につきましては 1,000万円を見込み、前年度に比べまして 100万円の減となっております。 第6款 地方消費税交付金は7億 7,400万円と見込み、前年度に比べ 5,600万円の減となっております。 第7款 ゴルフ場利用税交付金は、前年度と同額の 350万円を見込んでおります。 第8款 自動車取得税交付金は 5,200万円と見込み、前年度に比べ 700万円の減となっております。 第9款 地方特例交付金は 4,800万円を見込んでおり、前年度に比べ 100万円の減となっております。 第10款 地方交付税は、普通交付税で41億 4,100万円、特別交付税で5億 3,000万円、合わせて46億 7,100万円を計上しております。 第11款 交通安全対策特別交付金は、前年度と同額の 1,600万円を見込んでおります。 以上の歳入につきましては、経済情勢、前年度の実績及び地方財政計画等を勘案の上見積もり、算定いたしております。 第12款 分担金及び負担金は総額3億 8,837万円を見込んでおり、前年度と比較して 2,776万円の減となっております。これは、ライフイン・郡山が民立民営化へ移行することに伴い、母子生活支援施設保護費負担金がなくなったことが主な要因でございます。 第13款 使用料及び手数料は総額5億 5,980万円で、前年度と比較して 385万円の増となっております。 第14款 国庫支出金は総額45億 6,047万円で、前年度と比較して 4,778万円の増となっております。これは平成24年度補正予算への事業の前倒し等により、社会資本整備総合交付金が2億 3,614万円の減となった反面、障害者自立支援給付負担金で 8,553万円、また郡山西保育園ほか3保育園の民立民営化への移行に伴い、保育実施負担金が1億 4,448万円、それぞれ増となったことが主な要因でございます。 第15款 県支出金は17億 738万円で、前年度と比較して1億 1,614万円の増となっております。これは障害者自立支援給付負担金で 4,276万円、保育実施負担金で 7,224万円の増となり、さらに参議院議員選挙費委託金 3,200万円を新たに計上した反面、妊婦健康診査支援事業補助金及びワクチン接種緊急促進臨時特例交付金がなくなったことが主な要因でございます。 第16款 財産収入は 5,691万円で、前年度と比較しますと 2,415万円の減となっております。これは小規模住宅地区改良事業自力建設等用地売払収入がなくなったことが主な要因でございます。 第17款 寄附金につきましては80万円を見込んでおります。 第18款 繰入金は3億 7,490万円で、前年度と比較しますと 4,830万円の増となっております。これは主に公共施設整備基金繰入金、土地開発基金繰入金及び都市計画事業整備基金繰入金がそれぞれなくなった反面、財政調整基金繰入金で1億 6,800万円の増となり、また福祉基金繰入金を郡山東保育園敷地購入費の財源として計上したため、同繰入金が 7,166万円の増となったためでございます。 第19款 諸収入は総額2億 2,271万円で、前年度と比較して 770万円の増となっております。 第20款 市債は総額71億 2,060万円を見込み、前年度と比較して47億 7,000万円の増となっております。これは事業の前倒しにより、公営住宅整備事業債及び学校給食施設建設事業債がそれぞれなくなった一方、第三セクター等改革推進債49億 5,000万円を新たに計上したことが主な要因でございます。 これら歳入の各款につきまして、それぞれ歳出の経費に対応する財源として所要の額を計上したものでございます。 以上で、まことに概略ではございますが、平成25年度一般会計予算につきましての説明を終わらせていただきます。 続いて、各特別会計でございます。 日程第23 議案第17号 平成25年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 106億 6,674万 2,000円と定めようとするものでございます。前年度当初予算に対し 2.7%、金額にして2億 8,386万 8,000円の増となっております。 日程第24 議案第18号 平成25年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、平成13年度をもって貸付制度が終了したことに伴い、起債償還に伴うもののみとして、総額 1,425万 4,000円の予算を計上いたしております。 日程第25 議案第19号 平成25年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算につきましては、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ 753万 5,000円と定めるものでございます。 日程第26 議案第20号 平成25年度大和郡山介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ59億 9,070万 6,000円と定めるものでございます。前年度当初予算に対しまして 3.6%、金額にしまして2億 1,021万円の増となっております。 日程第27 議案第21号 平成25年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 2,130万 2,000円と定めるものでございます。 日程第28 議案第22号 平成25年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億 6,368万 3,000円と定めるものでございます。 日程第29 議案第23号 平成25年度大和郡山公共用地先行取得事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億 4,985万 7,000円と定めるものでございます。これは平成25年度末の土地開発公社の解散を踏まえ、現在進捗中の補助事業において、補助の枠等の関係でやむを得ないものに限り用地の先行取得をいたすものでございます。 続きまして、各公営企業会計でございます。 日程第30 議案第24号 平成25年度大和郡山水道事業会計予算につきまして、収益的収入は、前年度対比 6.7%減の20億 7,740万 6,000円となっております。これに対し収益的支出は、前年度対比 0.7%増の22億 1,000万 6,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純損益は1億 3,144万 7,000円の赤字と予想しております。なお、県営水道の給水料金改定に伴う受水費減少を見込んでいるため、約 5,500万円の水道料金の値下げを予定いたしておりますが、損益には影響しない見込みでございます。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して、収入は 2.3%増の4億 4,597万 9,000円、支出は 3.5%減の4億 3,321万 9,000円となりました。その結果、収入が支出に対して不足する額は発生しない予定であります。 新年度の主な事業といたしましては、北郡山浄水場受電引込盤改良工事や総延長 4,435メートルの配水管布設がえ事業を予定いたしております。 日程第31 議案第25号 平成25年度大和郡山下水道事業会計予算につきまして、収益的収入は、前年度対比 3.8%増の22億 6,561万 1,000円となっております。これに対し収益的支出は、前年度対比 0.2%増の22億 9,420万 8,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純損益は 1,348万 1,000円の赤字と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して、収入は 3.5%減の17億 4,656万 5,000円、支出は 1.6%減の23億 2,685万 7,000円となりました。 その結果、収入が支出に対して不足する額は5億 8,029万 2,000円となっております。これは損益勘定留保資金等で補てんする予定であります。 新年度の主な事業といたしましては、平和団地、千日町、矢田山町を初め市内10工区において延長 3,209メートルの管渠整備工事を予定しており、普及率は平成24年度末予定の90.9%から91.7%になる見込みであります。 以上をもちまして、平成25年度一般会計及び7特別会計並びに水道事業及び下水道事業会計当初予算の提案趣旨説明を終わらせていただきます。 続きまして、追加議案の2議案について、提案の説明を申し上げます。 日程第32 議案第26号 財産の処分について御説明申し上げます。 本案につきましては、平成21年3月及び平成23年7月に大和郡山土地開発公社より取得しました、大和郡山市発志院町 292番1ほか1筆、地目宅地、面積9,990.07平方メートルの土地につきまして、一般競争入札に付しましたところ、契約金額4億 5,000万円にて、大阪市天王寺区阪2丁目4番24号、株式会社スイデン、代表取締役川合雄治がこれを落札いたしましたことから、売却することにつきまして、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき議会の議決をいただこうとするものでございます。 日程第33 議案第27号 平成24年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ4億 5,000万円を増額し、歳入歳出予算の総額を 310億 3,926万 2,000円とするものでございます。 歳入より御説明申し上げます。 第16款 財産収入、第2項 財産売払収入、第1目 不動産売払収入におきまして、先ほど議案第26号にて御説明申し上げました大和郡山市発志院町地内の市有地に係る売払収入4億 5,000万円を増額補正いたすものでございます。 次に、歳出についてでございますが、第2款 総務費、第1項 総務管理費、第9目 基金費におきまして歳入の市有地売払収入を減債基金に積み立てるものでございます。 以上でございます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(仲元男君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 本日の会議はこの程度にとどめ、これをもって散会いたします。 明5日は議案熟読のため休会いたします。 次回は3月6日午前10時より会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでした。               午後0時30分 散会...